こんにちは。さいたま市長選挙立候補予定者の沢田良(さわだりょう)です。今回は、私の政策提言の中でも“市政の根幹”ともいえる重要なテーマ、「市政改革」について、詳しくご説明いたします。タイトルに掲げた「市政の再起動」。これは単なるリフレッシュやイメージ刷新ではありません。“16年間の停滞”をリセットし、市民の信頼を取り戻す本格的な再構築”を意味します。「市民の声が届かない」「大きな事業が勝手に進む」「説明がない」——そんな不信感を放置したままでは、どんな良い施策も前に進みません。だからこそ、私は市政改革を、政策提言の2番目に掲げました。16年続いた「密室型行政」からの転換さいたま市の現市政は、実に16年間、同じ市長のもとで続いてきました。一見すると安定した市政運営のように見えるかもしれませんが、実際には多くの課題が積み残されています。特に問題なのが、市民不在の意思決定と、情報が見えにくい行政運営です。たとえば、大規模再開発に関する十分な説明がない財政の中身が市民にとって分かりづらい市民の声が政策に反映されていない失敗や問題のある事業が検証されないこうした状況では、市民は「自分ごと」ではなく「他人ごと」の市政と感じてしまいます。信頼を築くには、まずこの「見えない壁」を壊す必要があるのです。提案①|「行政の棚卸し」から始まる徹底見直し私がまず行うのは、過去の事業や財政の“棚卸し”です。これは単なる事務的な見直しではありません。市民の視点から「本当に必要だったか?」「費用対効果はどうだったか?」を検証するプロセスです。具体的には、近年の大型事業やハコモノ事業の成果を評価公共工事や委託事業のコストを精査各部局の業務を洗い出し、重複や非効率を削減この過程で明らかになるのは、“見えなかったムダ”と“動かなかった課題”です。そこに切り込み、整理・統合・再構築していくのが「再起動」の第一歩です。提案②|市役所を再起動する三つの新組織組織改革で「動く市政」へ!市民起点の市役所へ市政を抜本的に再起動するためには、市役所という“仕組み”そのものを変える必要があります。私が導入するのは、以下の3つの新しい部門です。1. 「市役所効率化本部」市役所内部の業務や組織を抜本見直し。重複する業務や非効率なプロセスを洗い出し、縦割りを超えた業務連携とスピード感ある行政を実現します。2. 「マーケティング本部」市民ニーズや社会トレンドを的確に分析し、政策立案へと反映させる“頭脳”部門。民間で当たり前の「ユーザー中心思考」を、行政にも導入します。3. 「市民の声・営業本部」市民の声をリアルタイムで収集・対応し、市政にフィードバックする実行部隊。スマホアプリやアンケートで得た声をもとに、“市民起点”の行政運営を行います。この3本柱によって、静的で閉じた市役所から、動的でつながる市役所へと進化します。提案③|忖度ゼロ、癒着ゼロの政治へ「開かれた市政」で市民の信頼を取り戻す私が目指すのは、市役所の機能改革だけではありません。市政運営そのものの“空気”を変える政治改革です。長年の政権で根付いたとされる「忖度」や「癒着」、あるいは一部の事業者や業界団体だけが得をする構造。それらを透明性のある行政に変え、まっすぐに市民の方を向いた政治を取り戻します。そのために私は、全事業の契約や補助金のプロセスを市民に公開市長の行動・意思決定も可視化一部関係者への便宜供与を防ぐコンプライアンス体制を強化こうした取り組みを通じて、“市政に信頼が戻ること”が、すべての改革の土台になると信じています。「声を上げても届かない」「決まることはいつも一方的」そんな無力感を過去のものにしましょう。「誰のための市政か?」を問い直す市政改革を進めるうえで、私が一番大切にしているのはこの問いです。「誰のための市政なのか?」私は答えを明確に持っています。それは、「135万人の市民一人ひとりのため」です。市役所のためでも、業界団体のためでも、大手企業のためでもない。すべての行政サービスの原点は、“生活者である市民”にあります。その視点を取り戻すことこそ、市政の再起動に必要な「原点回帰」です。再起動で、さいたまを“市民の手に”取り戻す市民の皆さんが「市政はよく分からない」「関心が持てない」と感じるのは、行政側の発信や姿勢に問題があるからです。だから私は、「開かれた市政」「つながる行政」を、これからのさいたま市の柱に据えます。情報を隠さない市民の声を聞く失敗を検証する常に改善するこの基本に立ち返ることで、さいたま市はもっとしなやかに、もっと強く、もっと信頼される都市へと進化できると信じています。さいたま市を「動かす」には、まず市政を動かすことから「動かない市政」を放置したままでは、経済も、教育も、福祉も、前に進みません。だから私は、市政改革をすべての土台に据えています。これは“派手さ”のある政策ではないかもしれません。でも、まちの未来を形づくる本質的な一歩です。さいたま市を、市民の信頼と参加で動かす。そのために、私は先頭に立ち、責任をもって市政の舵を切ります。一緒に、さいたまを再起動させましょう。沢田 良(完全無所属・2児の父)